マンガばっかり

マンガ批評

ブラックジャックによろしく

ブラックジャックによろしく(2(循環器内科編))
★★★
佐藤秀峰の医学マンガ。
なぜ「ブラックジャック」などという往年の名作の名前を借りたのか意図が分からない。
ブラックジャックと通じる点は、唯一、「医学」のみである。
そんなことをしなくても十分に読んで面白い作品なのだから、もう少しタイトルくらい考えれば良かったのに、と思う。
ただ、こんな医者はいないし、こんなことが通るほど医学は甘っちょろいものじゃぁない。
そのあたりは間違えてはいけない。
要するに「巨人の星」である。
おもしろいし、限定された意味での“リアリティ”はあるけれど、「消える魔球」も「大リーグボール4号」も現実じゃ不可能…