マンガばっかり

マンガ批評

ルサンチマン

ルサンチマン(1)
★★★★★
花沢健吾のマンガ。
げんしけん」は、女子も読んで楽しめる学園マンガだけれど、こちらは女子禁制(?)のおたくマンガ。
免疫がないとキツイかもしれない…
しかし、21世紀の予言の書ではないか、と密かに思っていたりする。
舞台である2015年の東京では、ある分野(おたくの世界ですね)を除いてほとんど進歩していない… というオープニングからしてかなり挑発的。
しかし、「あぁ、そうかも」と思わせてくれる説得力がある。
全四巻の作品だが、最後の方になると、なんだか編集サイドからの「ヤメロヤメロ攻撃」に遭って、むりやり向日的なエンディングを強いられて終わっているような気がするが、それにしてもたいした作品だと思います。