2006-05-03 いつもポケットにショパン ★★★★別マに連載されていたくらもちふさこの代表作。24年組のようなインパクトはないけれど、派手に盛り上げようという妙なサービス精神がなく、好感のもてる作品だと思う。母と娘のライバル関係ということであれば一条ゆかりの「デザイナー」あたりが筆頭にあがりそうだが、むこうは大衆的大ロマンで、こっちの方がリアリティ重視か…しかしそこが文学派と大衆派のちょうど間に位置するようなくらもちの評価が、今ひとつキッチリ定まらないところかもしれない。