マンガばっかり

マンガ批評

ブラック・ジャック

ブラック・ジャック(2)
★★★★★
毎日更新… だけを目標に始めたブログだけれど、二ヶ月足らずで挫折。
理由は手術が必要な入院をしたためです…
まぁ、おかげで「1日おき」や、「1日2作」なんていうこともできると思えば、案外、気楽だったりもします。

というわけで退院後第1作めには外科医が登場する手塚治虫先生のマンガにご登場頂きました。
全巻を読んでみると「ありえねぇ!」という話も多いし(宇宙人とか幽霊とか動物とか)、「道徳的に許されないんじゃないか?」「法律的にどうなんだ?」というものも多い…
が、そのあたりをひっくるめて、やはり立派だと思う。
もちろん、このあたりにはオンタイムで読んできた人間の「ひいきめ」は入っているというのは認識しているけれど、BJは、医学マンガであり人生マンガであるのと同時に、その後、一世を風靡する蘊蓄マンガの走りであったんじゃないかなどとも思ったりするのである。

しかし、ひさびさに読み直してみると、手塚の蘊蓄によっていろいろなことを学んだもんだなぁとよく思うが、同時に「あ、自分の間違った知識はここからだったのか!」なんていう発見もあったりする。

なんだかあまり褒めていないような書き方になってしまったが、とにかく名作だということは確かです。