マンガばっかり

マンガ批評

カードキャプターさくら

カードキャプターさくら(2)
★★★
CLAMPによる人気マンガ。
タイトルだけで、だいたいの予想はできると思うが、まさにそのとおりのマンガ。
クロウカードなるカードを集めるべく立ち向かう小学4年生・さくらが、大阪弁をしゃべるぬいぐるみ(?)のケルベロスや、富豪の娘である大道寺知代ちゃんなどと繰り広げる波瀾万丈の物語… という、何から何まで「そのまんま」な設定。
ただ、毎回毎回、現代風のテイストやファッションをうまく加味しながら、うまいこと起承転結をつけながら連載を続けているCLAMPという人たちは疑いなく大天才集団であると思う。
しかしね、間違ってもこれは「時代をリードする」という意味ではありません。
根本的な新しさ、をほとんどうかがうことができませんから…
みのもんたはやっぱり司会がうまいなぁ、と思わないことはないけれど、みのもんたに現代を代表させることができるか、現代はみのもんただ! と言っていいかというと、誰もが「違う違う!」と否定したくなるのと似た感じだと思う。
あ、似てないか…?