マンガばっかり

マンガ批評

のだめカンタービレ

◆講談社 音楽書 のだめカンタービレ
★★★★★
二ノ宮知子による人気コミック。
これはいいマンガだと思う。
ギャグだけれど、それがメインになっておらず、まじめに音楽のすごさが伝わってくる。
もっともマンガの限界ではあるだろうけれど、「こんなに素敵な曲」というのが、絵とセリフだけではわからないことである。
しかし、料理マンガというものが成立したように、音楽マンガ、それもクラシックを真剣にやりぬくマンガというのは新鮮だし、筆力もあると思う。
なんと言っても、筆者がよく勉強しているのがいいのではないだろうか?
それから「のだめ」もいい。
こういうアホなタイプのヒロインは他に知らない。
11巻からは海外編だが、調査が行き届いているのか、国内編から自然な流れで読めるような気がした。