マンガばっかり

マンガ批評

綿の国星

綿の国星 ◆20%OFF!
★★★★★
大島弓子の代表作というか、日本漫画の代表作!
たしかに70年代的少女趣味満開と言わんばかりのチビ猫は、現代の読者、ことに男性読者を遠ざけるかもしれない。
少女… と思ったら猫? という設定も笑止千万かもしれない。
しかし5ページだけガマンすれば、これが名作であることは自ずとわかるはずだ。
どんな話なのかと言われると、まことに説明しにくいのだが、チビ猫に託した自分探しの物語ということになるだろうか?
とにかくこの本を読めばチキジョージ(吉祥寺)は心のふるさとになるだろう。
井ノ頭公園を散策して、大島先生が住んでいたというマンションを仰ぎ、ラフィエルの幻を追ってみるのもいいかな〜