マンガばっかり

マンガ批評

野球狂の詩

野球狂の詩 全17巻 水島新司/作
★★★★★
ごぶさたしております。
1年ぶりに秋葉原に行って来たところ、水原勇気のフィギュアを見つけて思い出して書いてます…

水島新司による野球マンガ
水原勇気の登場以降、物語は単調になってしまったけれど、好きな野球マンガだった。
小中学生はドカベン、中高生は野球狂、それ以降があぶさん… というのが一般論かな?
それにしても水島新司という人が巨人軍をメインにしないのが私が好きだった理由の一つだと思う。
巨人が好きとか嫌いとかということとは別に、巨人が中心になってしまうと、どうやって野球に向き合うかといった部分が蔑ろにされて、強くなっていくことだけが唯一絶対の価値観となってしまうのがいやだったのだと思う(つまりジャンプ的)。
その点、東京メッツだとかパリーグだとかに思い入れのある水島マンガだと、まともに野球が読めたような気がするのである。