マンガばっかり

マンガ批評

撲殺天使ドクロちゃん


★★★★
おかゆまさき原作・桜瀬みつな作画による変テコ漫画。
萌え系は興味ないんだよなぁとは思いながらも、一応目を通しておこうと思って読む。
あぁ、やっぱりクダラナイ…
突然現れたナイスバディの天使は、なぜかバット(エスカリボルグ)で草壁桜くんを撲殺!
そして「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー」という呪文で再生!
そこに次から次へと変な天使たちが現れ、ドタバタを繰り返す。
もう説明するのもバカらしくなるような設定なのだが、巻が進むと共に作画者である桜瀬みつな(連載当初は20歳)のネーム力が上がっているのか、どんどんおもしろくなってくるのだ。
これはつまり萌え系の「ケロロ軍曹」だと思う。
宇宙なり天国なりから派遣され、主人公の家に寄宿はしているものの、実はスキがあったら主人公の命をも狙う存在。
しかし、その使者がいろいろ失敗ばかりしているので、なかなかミッションは達成されない。
そこに仲間達もどんどんやってきて、なにがミッションだったのかよくわからないドタバタ喜劇が終わることなく続く…
つまりはドラえもんの逆パターンである。
原作とはどう違うのか、アニメはどうなのか… そこまで追求していないし、するつもりもないのだが、このマンガに限って言えば、まぁ、いいんじゃないの、と思う。