マンガばっかり

マンガ批評

クロスゲーム


★★★★
あだち充が現在サンデーに連載中の野球マンガ
10巻までぶっつづけに読んだけれど、タッチである(裏タッチ?)。
しかし、もちろん全く同じわけではなく、微妙に登場人物や設定が重なったり、分かれたりしている。
それでいて、読んでみると、それなりに面白かったりもするのである。
あだち充を始めて読んだのは「みゆき」だったか「日当たり良好」だったか…
あの当時と読んでいる分にはほとんど同じストーリーで、ほとんど登場人物の顔も同じ。
古いとか新しいとかと感じるヒマもなく、とにかくあだち充であって、ヒロインはあいかわらず可愛かったりする。
この超時代性というのは何だろう?
「どらえもん」の超時代性とはちがうし、「笑っていいとも」の超時代性とも違う。
いくつかのあだち作品を読んできたけれど、特にどれが傑作であるとか、駄作であるということもなく、ほとんど常にあだち充なのだ!
これがいいことなのかわるいことなのかはわからないけれど、とにかく実に稀な存在ではあるとは思う。