2008-03-25 黒博物館スプリンガルド ★★★★★「からくりサーカス」の藤田和日郎が実際にイギリスであったジャンピング・ジャック事件を元に描いたマンガ。エンターテイメント以上でも以下でもないけれど、史実をうまく使い、おもしろ悲しく、また人情の機微をもついた作品であったと思う。こういう小作家ではないけれど、かといって大家ともいいにくい人の層が厚いというのは、やっぱり頼もしいものだな、と思う。