マンガばっかり

マンガ批評

ヘタリア


★★
日丸屋秀和の描いた「国」を男性キャラに仕立てて世界史ネタを披瀝するギャグマンガ
新しいことは新しいのだろうけれど、個人的には全く好きになれないマンガだった。
例えばイタリアについて「ヘタリア!」と言いたくなる気持ちはわかる。
でも、人にだって国にだってキャラなんてものはないのだ!
キャラと思われるようなものがありながら、本当は違っていたり、変化したり、変化させようとがんばってうまくいったり、うまくいかなかったり… と、そういうのを描くのがそもそもマンガなんだと思う。
キャラというお約束を作った上でのギャグなんて、私には何の生産性もないと思うし、存在意味も感じない。
というか全く笑えないのがよくないのだ。

な〜んて書いても、これは旧世代の言葉なんだろうと思う。
それでも生きてる限りキャラ・マンガのくだらなさについては文句を言い続けたいと思う。