この世の終りへの旅

★★
西岡兄妹によるマンガ。
絵のタッチもこの世離れした風景も嫌いではない。ただ、ちょっとナイーブすぎて、ストレートすぎるのが「青臭くて食べにくい」という感じである。
日々の仕事は人間の神経を疲れさせるだけ…　って、本当にそれダケか？いやな仕事もあれば、いやな上司もいるだろうが、うまくいった日もあれば、祝杯を挙げたい日もあるだろう。
というか、このご時世、仕事があるというだけで、お金が手にはいるというだけで幸せなのかもしれない…
いくら弱肉強食の人間だって、ほんとに他人に塩をかけて食べるようなことはないのだし…　
と言いたい思いを抱えたまま読み終えた。