マンガばっかり

マンガ批評

THE大市民


★★★★★
柳沢きみおとほぼ等身大の主人公・山形が中心となって、世の中に対してぼやくという半エッセイ・マンガ(なのかな?)。
山形のぼやきに毎回共感できるわけではないが、あぁ、たしかにと思えることが多い。
自分が中年という世代だからなのかもしれないが、そうでなくても、なんだか本当にアメリカ的というか自己中心的、拝金主義、拝物主義でうんざりするのは確かだからだ。
もっとも執筆当時とは違って、デフレや各世帯の収入不足ということもあって、金をかければオシャレでカッコイイというようなことは常識ではなくなり始めているように思うが、それでもまだまだ悲しいくらいにクダラン世の中だと思う。
しかし、当の山形もさすがに書いてはいなかったが、とにかく駄目の元凶はマスコミだと思う!
そしてそれを未だにありがたがっている国民!!
これは書いてしまってはメシの食上げになるから書いていないのかどうかわからないのだが…
(No.739)