マンガばっかり

マンガ批評

足摺り水族館


★★★★★
panpanyaによるフシギ漫画集。
足摺? 水族館? そして妙なタッチの絵…
こうした感じから購入して読了したが、予感は的中。
当たりであった!
これが万人に共通できる感覚で ないことはわかっているのだが、個人的には五つ星である。
作者についても作品についても情報はほとんど無い。
「2011年にすべて手作業で制作された『ASOVACE』を再構成」なのだそうだ。
が、それが何を意味しているのかまったくワカラナイ。
帯には「見捨てられたもの/忘れられたもの/新しすぎたもの」とあったが、そのとおりの中身であっ た。
こういうモノに対して切なくなったり、懐かしさを覚えたり、頭にきたり、恥ずかしさを覚えたり… という人の気持ちでこれらの作品は綴られている。
21世紀のつげ義春という感じだと言えばいいだろうか。
これがメリー・クリスマスということで…
(No.805)