マンガばっかり

マンガ批評

僕だけがいない街


★★★★★
三部けいによる芽の出ない漫画家・藤沼の持つ不思議な能力が、少しずつ問題を解決しながら、また新たに少しずつ問題を生み出していく… といったマンガ。
よくある時間操作SFマンガといえばそれまでなのだが、母と息子、児童虐待、小学生の友情といった現代風な問題についても否応なしに考えさせられるあたり、ただのエンターテイメントに終わらないあたりが秀作だと思う。
ちょっとカワイイ女の子が主人公の周りで動いている辺りも、そこはかとなくエンターテイメントで、そういうところもうまくできていると思う。

ゴールデンウィークでひさびさにマンガをたくさん読んでる!
(No.823)