マンガばっかり

マンガ批評

おいでませり


★★★
大石まさるによるゆるいSF。
宮沢賢治がいろいろなところで使われているところなど、アタゴオル物語風であるが、もう少し設定を厳密にしてくれれば「読める」作品になるのになぁと思った。
いつも書いていることだが、どんなおかしな世界を書いてもいいのだが人間が読むものには、人間を描いていなければいけないと思う。
別にそれは擬人化されたネコでもいいし、大腸菌の物語でもいいのだが、人間のリアルを書いていない限り、人間はおもしろがることができないと思うのだ。
(No.830)