マンガばっかり

マンガ批評

レストー夫人


★★★
三島芳治によるガロ系のマンガ。
集英社もこういう本を出すようになったのだなぁ…
ただ、世界観がはっきりしているし、シュールなもの、好きなものを詰め込んだだけという作品におわっていないのがよいと思う。
ただ、この人の描く絵の目が、笑っているのか、無表情なのか、がっかりしているのかわかりにくい。
個性的な絵を目指しているのかもしれないが、やはりマンガにはマンガの文法があって、一人でその文法体系を崩そうとしても誰にも理解してもらえないということになるのではないか、という気がした。
(No.868)