マンガばっかり

マンガ批評

ゴールデンカムイ


★★★
野田サトルの王道もの(かな)。
マンガ大賞の1位、このマンガがすごいで第2位など、大好評の作品。
日露戦争の後、或る大悪人が網走監獄の囚人に、金塊のありかを彫りつけたという話から、囚人たちの刺青を探し出そうという冒険と闘争の物語。
刺青を求め、金塊をもとめる不死身の杉元と、つきしたがうアイヌの少女・アシリバ。
アイヌ文化をできるだけ紹介しようというあたりの筆致には、どこか『カムイ伝』の風情も漂う(だから、カムイという言葉がある、というわけでもないのだろうけれど)。
ただ、7巻まで読んでくると、次から次へと変人が現れ、その相手とバトルをして勝ち抜いていく… というジョジョを思わせるような冒険王道ものになっており、登場する人物が、いずれも曲者というより、異様にキャラの立ちすぎた存在であり、ジョジョじゃなければワンピースか、とも思われる作りが目立ってきている。
そういえば、たいした目的もないのに財宝を目指すあたりは似ているな…
もう少し時代や風俗、人間描写をきちんとしたものに修正してほしいなと思う。
(No.931)