マンガばっかり

マンガ批評

ルミとマヤとその周辺


★★★★
ヤマザキマリが自分の過去を振り返りながら、「登場人物にはすべてモデルがいる」と語っているところの漫画。
ルミとマヤの母はヴァイオリン奏者で父は指揮者で早世している… ということだが、これは札幌交響楽団ヴィオラ奏者だったヤマザキの母と、亡父がモデルのようだ。
それぞれが「いい話」に満ちており、2巻完結を通読するのは、いささかお腹いっぱい気味になってはしまったものの、「あの懐かしい昭和」を語ってくれる好編ぞろいであったということは言うまでもない。
(No.995)