2017-12-28 ルミとマヤとその周辺 ★★★★ ヤマザキマリが自分の過去を振り返りながら、「登場人物にはすべてモデルがいる」と語っているところの漫画。 ルミとマヤの母はヴァイオリン奏者で父は指揮者で早世している… ということだが、これは札幌交響楽団のヴィオラ奏者だったヤマザキの母と、亡父がモデルのようだ。 それぞれが「いい話」に満ちており、2巻完結を通読するのは、いささかお腹いっぱい気味になってはしまったものの、「あの懐かしい昭和」を語ってくれる好編ぞろいであったということは言うまでもない。 (No.995)