マンガばっかり

マンガ批評

ナナマルサンバツ


★★★
杉基イクラによるクイズ漫画。
クイズというのはたしかにマンガになりうる素材だなと思って読み始めた。
知識と反射神経、かけひき、山勘… それにラブコメも交えたマンガでアニメ化されたというのもうなずけるところ。
ただ、クイズのルールが細かすぎて読んでいてうるさくなるし、クイズの蘊蓄についていけない読者も出て来るのではないかと思う。
クイズの全国大会がこのような盛り上がりを見せているとか、登場人物のキャラが立ちすぎていてリアリティがないとか、そういう部分について今更批判する気にはなれないが、傷が深くなる前に連載を終わった方がいいのではないかなぁ、と老婆心ながら思った。
ヒカルの碁』をはじめ、『3月のライオン』にしても、囲碁や将棋の中身についてはわからなくても十分にスゴイと思わせたし楽しめたところに成功の理由があったように思うので…
(No.1000)

ついに1000回、おめでとう!