スティーブ・ジョブズ

★★★
ヤマザキマリによるジョブズの伝記の漫画化（原作はウォルター・アイザックソン）。
マンガとしての面白さについては、あまり言及できない。
原作を読んでいないので…
ただ、ジョブズというのがずいぶんヒドイ男なのだな、ということはわかった。
たしかにデザイン性やらプレゼンテーションは世界を驚かせるだけのものはあったとは思うし、もしもウィンドウズだけしかなかったら、本当にコンピュータというのは、退屈なものになったのではないかな、とは思う。
しかし、妙に高い値段や、お高く留まって、自分だけ、自分のユーザーだけがオシャレな一流の人間です、というような下卑た自惚れはむかつくし、それをありがたがるだけの日本社会というのも、本当に辟易とさせられる。
ますますアップル系の製品は買うまい、と思える一冊であった！
（No.1013）