マンガばっかり

マンガ批評

約束のネバーランド


★★★★★
白井カイウ出水ぽすかによるゼツボウ漫画。
ジャンプ連載の王道もの、にしては、かなり絶望的なストーリー。
愛にあふれる孤児院、実は“鬼”の最高の食糧として飼育されていた、という話。
カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』から来ているのかな、とも思ったが、それはともかく、子どもたちがこの中から脱走し、人間として生きていく道を探すというもの。
かなりぶっ飛んだ世界観ではあるが、きちんと人間が描かれているのがよいと思った。
やはり「王道もの」がダメなのではなくて、ダメな王道ものがダメだ、というだけの話なのだろうと思う。

ただ、最近(11月現在!)、私の近辺では「そろそろ絶望過ぎて、疲れ、飽きてきた…」という声がチラホラでています!
(No.1048)