マンガばっかり

マンガ批評

たそがれ、たかこ

★★★★★

入江喜和のたそがれ女子マンガ。
45歳でバツイチ、娘1人というイケてない女性が、或るバンドに惹かれたことから髪を染め、ライブにも通い、ギターまで始める。
そして、同じバンドのファンだという同じアパートの中学生に恋(?)をするという…
中年は悲しいけれど、悲しさは、かならずしも中年だからこそのものではない、というところか。
自分がそういう年齢であるということも高評価の理由の一つだとは思うが、それだけではない気がする。
これも、「40代女子」とか「美魔女」とか、あるいは「恋雨」のような、中年でも青春を謳歌しようという動きの一つなのだろうか?

(No.1064)