★★★
穂積による音楽マンガ。
海辺の町に育つチェロ少年の家に、難破船から漂流してきたハーフの少年が同居することになり、その少年もいつしかチェロを弾くようになると天才的チェリストとなっていた… というような話。
まぁ、いいのだけれど、海辺の町、天才少年（イケメン・ハーフ）、イタリアからやってきた世界的チェリスト百合子さん…と、作品世界を少しずつ構築していくのではなくて、「はい、もうこのスペックなら説明しなくても十分でしょ」というようにストーリーが強引に展開されていってしまうのが、作りとして雑ではないかと思う。
「東大に入学→なんでも理解してしまう天才」みたいなわかりやすさ！
(No.1081)
