マンガばっかり

マンガ批評

マンホール

★★★★★

筒井哲也が2004年に雑誌連載していたもの。
新装版が出ていたので読んでみた。
ふーん、そうか、そういうことか、と思う。
上下2分冊だが、それぞれが300ページになるというサスペンスもの。
結局のところ、2巻で問題は解決するとは言うものの、空恐ろしく、しかし、悪を単に悪であるとも言い切れない複雑な物語で、悪くないと思う。
今回は一気読みできたからいいものの、これを2ヶ月、3ヶ月と、いや、本の記述によれば足掛け3年の連載だったというのだが、それは読むほうもシンドイ。
しかし、必読とは言わないにしても、いろいろな意味で、読んでおいていい本だとは思う。

(No.1112)