マンガばっかり

マンガ批評

別冊花とゆめ 最終号


★★★★
花とゆめ」をはじめて買った。
別ハナは、これが最終号なので、プレミア価格付きで中古を買うしかなかったのだが…
ふろく付特別価格(付録、ってあの小冊子?)で630円というのも、なかなか難しい価格設定だと思うが、中身のマンガは単に恋愛ものでなく、BL系もあったり、古典再話、クイズ漫画まであってバラエティに富んでいるなと思った。
話の設定が込み入った連載物だと、なかなか深いところまで理解した上での評価はできないけれど…
が、どれもおもしろいものだった、というのは確か。
まぁ、ギャグ漫画はいかんな、とは思ったけどね。
しかし、じゃぁ、なぜ終刊になってしまったのかと言えば、BLやスポーツ、恋愛、サスペンスと、いろいろなものがあるので、ターゲットが誰なのかがわからなくなっていること。
つまりコアなファンが、毎月、必ず買ってくれる雑誌になれなかったからではないかと思う。
「りぼん」だって、ただ一作品だけ、ずば抜けて人気のある漫画がポーンと載っていたとしても、やはり1作品のためだけに、わざわざこんな分厚い500いくらかもするような雑誌を買い続けてくれるとはなかなか思えないからね。
そろそろジャンプだって危なくなっている気がするし…
漫画雑誌が基本的にオワコンであることは、残念ながら事実であるにしても、そう簡単に絶滅することはないと思う。
ただ、絶滅危惧種のままで、どのように生き延びていくのか、は、予断を許さない状況だ。
とにかく、間違っても実写映画化の際に出て来るタレントのなんとかさんとの握手券で売り上げを増やそうというようなことはやめてほしいです…

あ、そうだ、10万アクセスおめでとう! このブログ13年めです。 と、思ったけど、ブログを引っ越した結果、アクセス記録がなくなりました!
(No.1059)