マンガばっかり

マンガ批評

水は海に向かって流れる

★★★★★

田島列島の約5年ぶりの単行本。
前作の『子どもはわかってあげない』もなかなかの秀作で、映画化もされた作品。
自分の書いたコメントを探してみると、「こんなマンガがしっかり存在し、しっかり評価されていることを想うと日本も捨てたんもんじゃないな、と思う」と書いてあった。
あぁ、そんな感じだったな。
そして、このマンガもそうだ。
登場人物のキャラや状況が、少し極端すぎるきらいはあるものの、しかし、そういう立場の人だったら、たしかにまぁ、こう思うよな、こうするよな、というのがいちいち納得のできるマンガであった。
期待していいように思う。

(No.1196)