マンガばっかり

マンガ批評

腐女子のつづ井さん

★★★★★

つづ井による腐女子マンガ。
もうこの手の腐女子マンガには飽きたわ、どれも似たようなもんだし… と思って、評判を知りながらも読まずにいた。
今回、「まぁ、そこまで人気なら」ということであまり気も進まないながらも(勉強のために)読んでみたところ、ホロホロと目からウロコが落ちる。
なんてすばらしく意味のない存在なんだろうか、と思って、この上ない感動を覚えた。
まぁ、どこまでが実話でどこまでがフィクションか、もう、そういうことはどうでもいいが、つづ井さんと仲間たちの幸福が永遠に続くように、と願わずにはいられなかった。
自分は腐女子ではなく、腐男子でもないのだが、わかる、と思ってしまうものが多々あった。
腐女子の表現世界もこの本をきっかけに広がった気がする。

(No.1201)