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谷川史子による博物館に勤務している人を中心にしたオムニバス漫画。
最初は短編過ぎて話が単純すぎる気がしていたが、だんだん中編程度の長さとなり、リズムに乗ってきた感じ。
よくもわるくも突飛な人物が出て来ることはなく、うまくいく人もいれば、うまくいかない人もあり、まぁ、自分もそんな感じだったなぁと思える。
しかし、これを読んで、「あぁ、そうか、自分はこうやって振る舞えばいいんだ！」といって、それがうまくできるかというと、できなかったりするんだろうな。
上辺だけの恋愛でしかないのを本当の人に出会ったように錯覚したり、真実の恋愛になりそうな人なのに、本気で追い求めようとしなかったり…
はい、でもまぁ、それを悩んだり楽しんだりするのがたぶん人生というものなのでしょう。
（No.1250）
