マンガばっかり

マンガ批評

少年ノート


★★★★
鎌谷悠希によるボーイソプラノの2少年をめぐる漫画。
いつかは変声期とともに失われてしまうものだからこその栄光と挫折がある…
これまでになかった視点のマンガで、わくわくしながら読めたが、もう少しザラっとしたものが残ってもよかったのではないかというのが読後感。
登場人物がいい人すぎるし、さまざまに起こる問題も、話せばわかるもの、時間が解決してくれる… ものばかりで、ハッピーエンドはいいのだけれど、なんだか予定調和な感じが見えすぎてしまっていたように感じる。
決して悪くはないのだけれど…
(No.972)