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マンガ批評

愛の生活

愛の生活
★★★★
岡崎京子が1992年から「ヤングゼロ」に連載した長編。
「愛の生活」とは言いながら、何が愛なのかわからないでいる男女群像を描いている。
時代的な人物を描いてはいるけれど、やはり「魂の抜けた人間」というのは、主人公としては肩入れがしにくく、代表作にはなりにくいものなのではないだろうか。
舞台や登場人物の数が、長編としては抑え目であるためか、人物造形がしっかりできており、好篇ではあると思う。
こういうのはもおうちょっと時間が経ってから味が出てくるんだろうな。