マンガばっかり

マンガ批評

しんきらり


★★★★
やまだ紫のリアル中年女性漫画。
絶賛はしないけれど、というのも、中年主婦の心情というのを自分自身ではリアルに感じたことがないから…
しかし、ダンナがいて、子どもがいる人にしか描けないマンガであろうと思った。
ということは、ダンナがいて子どもいる女の人にしか、実はわかってもらえないマンガなのか?
要するに大人の女性向けマンガなのだけれど、等の大人の女性たちは、リアルな現実よりも韓流か、あるいはレディコミあたりが好きだったりするのだろう。
それは男も同じか。
読んでいる小説と言えば愛ルケか、あるいは歴史小説だろうし…
とかく純漫画となると、「ガロ」に行き着くわけである。
やはり前衛を育てる場所というのがないと、マンガ産業だって立ちゆかなくなると思うのだ(アマチュアを育てるコミケはあるけれど、前衛は育たないだろうから)。