マンガばっかり

マンガ批評

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ


★★★★
永田カピによるマンガ。
漫画家をなんとなく目指しながら高校卒業後の10年間、バイトも続けられずに悶々としていた女性が、或る日、レズ風俗の存在を知って、訪ねてみるという自伝的作品。
半分くらいは気持ちも理解できたが、半分くらいはやはりわからない。
ただ、自分を肯定しないところから人を愛することはできないし、もちろん愛されることはできない。
そして、自分を肯定するためには、他人から愛されてギュッとされるといった身体的な経験がなくてはいけないのかもしれない… というようなことは漠然と感じることができた。
もちろん、そうじゃない人もいるのかもしれないけれど。
(No.977)