★★★★
西森博之の何ジャンルとも分類しにくいマンガ…
どこからきたのかわからない和服の美少女・柊と、彼女を憎からず思う圭二郎の物語。
西森博之という人のマンガをこれまで読んでいなかったのだが、なんとも不思議な感性の人だなと思う。
ラブコメならそっちでいけばいいのにと思うし、ヤンキーものならヤンキーものでいけばいい。
ホラーならホラー、そして王道ものなら王道もので行けばいい。
でも、ギャグ漫画なんだよな…
つまりはマンガらしいマンガだということだが、それぞれのよくある展開を辿っていないというか、たどるということができない不器用さがあるのか、話の展開が予想外なところが面白いと思う。
作品自体はラブコメであるよりも伝奇ものというか王道ものの色合いが強いのだが、ただ伏線が上手く回収できないうちにおわってしまった感じなのは残念。
よくもわるくもパターンにはまらないのがこの人らしさなのかもしれないけれど…
（No.1252）
