マンガばっかり

マンガ批評

アオのハコ

★★★★★

三浦糀によるジャンプ連載中のバスケ&バドミントン・ラブコメ
そういうと「タッチ」のようだが、まぁ、そういう感じである。
作者は武蔵野美術大学卒の女性だが、それだけに男性と女性の心理を、それぞれ丁寧に描いていて好感が持てる。
もちろん、こんなに世の中うまく行くわけないし、主人公がどっちの美女とくっつくかというようなおめでたい状況など、そうそうあるわけがない!
まぁ、そのあたりは週刊ジャンプのお約束だろうが、このマンガがいいのは、バドミントンやバスケットを、わりときちんと描こうとしていることだ。
ほとんど練習もしないで恋愛ばかりするようなマンガも多いが、勝つこともあるが、やはり負けることもあるという当たり前のこともきっちり描いているし、練習という、それだけではバッとしないこともきちんと描いている。
そういえば、「ハイキュー!!」も「おおふり」も、女性作家だったな(古舘春一は確定ではないけれど…)。

(No.1312)