マンガばっかり

マンガ批評

AKIRA

Akira(part4)
★★★★★
大友克洋1982年から連載されていた超有名マンガだが、何度か読みかけてみたもののわけのわからなさから途中で放り出していた。
しかし、20年後(!)になって士郎正宗やらエヴァンゲリオンやらに触れた後で読み直してみると、とても整理されたマンガだったということに気がついた。
エンディングはさすがに手を付けられなくなったのか、言葉数も少なく、象徴的な画像を散りばめるばかりで、ここでもう一つ緻密にストーリーを展開して欲しかったという気もするのだが、一体、当時、このエンディングまできちんと読み通せた人はどれだけいたのだろう。
もちろん、エンディングにまで至らなくてもこのマンガのすごさは十分に伝わっていたのではあるだろうけれど。