ホットギミック

★★★
相原実貴の人気コミック。
読み続けていればそれなりに面白いマンガだとは思うけれど、そもそも「あり得ない」…
社宅に住む人々にとって上司の家が大きな存在だというのはわかる。
そこのできのいいお坊っちゃんが頭は良くても性格が悪いというのもあり得る。
人に頼まれるといやとはいえない初（はつみ・主人公）みたいな子もいるとは思う。
しかし、それがちょっと度を越しすぎているのだ。
マンガの世界なのだから、魔法をつかってもいいし、タイムマシンを使ってもいい。
しかし、出てくる人間たちが「心」を持っているというのは外せない。
設定がすでにＳＦめいている上に、登場人物たちの心理までＳＦになってしまったら、読んでいる人間は、まったく話についていけないのだ…
もっとも、いかなる意味でも空想的でいいと思っている人たちはいるようなので、これは趣味の問題と言わないといけないのかも…
いや、しかし何が本物だったのかは、いずれ「歴史」が証明してくれるだろう！