マンガばっかり

マンガ批評

臨死!! 江古田ちゃん


★★★★
瀧波ユカリによる21世紀日本の高学歴(大卒です)女性の夢と現実を知らしめる問題作!
西武池袋線の江古田あたりに生息する昼は保険オペレータ、夜はギリギリ風俗のバイトで食いつなぐ北海道出身の24歳、それが江古田ちゃんである。
家では束縛と洗濯のめんどうくささから逃れるために全裸生活!
たまにハシゴを使ってのノゾキにあったりもするが、そこはキャーキャー言ったら向こうを喜ばせるだけなので、最大の防御は攻撃だとばかりに堂々と裸体をさらす…
男性誌連載ということもあって、ちょっと愛と性に江古田ちゃんの関心が傾きすぎているあたりが、フェミニストを気取るつもりは毛頭ないのだけれども気にかからないでもない。
しかし伊藤理佐と同じくらいに必読のマンガだと思う。