マンガばっかり

マンガ批評

DRAG

★★★★
森園みるくによるドラァグクイーン、つまりwikipediaによれば「男性の同性愛者が性的指向の違いを超えるための手段として、ドレスやハイヒールなどの派手な衣裳を身にまとい、厚化粧に大仰な態度をすることで、男性が理想像として求める「女性の性」を過剰に演出したことにあるといわれる」という人たちの絆をめぐる物語。
女性ドラァグクイーンであるエミ・エレオノーラ(日本人でヴォーカリストでもあるらしい)の原作のようだが、自分の妄想やらイメージをささっと二次元上で実現させてしまおうというBL的なものとは違うリアリティ重視の点を評価したいと思う。
ただエンディングは少々唐突すぎて、今までの積み上げはなんだったんだ!? という感じがある。
まぁ、雑誌連載であればあんまり四角四面にリアルばかりを追究することもできなかったということだろうか…