マンガばっかり

マンガ批評

日々蝶々


★★★
森下suuによる高嶺の花と呼ばれる美少女と空手部のメガネ男子の純情すぎる初恋物語
しかし、2人ともあまりにも口べたすぎて、ストーリーが進まないし、そのわりには手をつなぐだとか抱きしめるとかキスがしたいと口走るとか、少しちぐはぐな感じ。
現代の少年少女には、もしかしたらこの方がリアルなのかもしれないが、自分にはあまりしっくりこない。
世代の違いだと言われればそれまでなのだが、古今東西の古典作品を読んでみても、風俗も慣習もちがうのにやはりぴったりくるものは来るんだけどもね…
それにしても、1時代前まで少女マンガの主人公と言えば、あまり美人ではなく、勉強もできず、スポーツもできないのがデフォルトだったのだが、勉強ができないのがデフォルトなのは同じでも、高嶺の花といわれるほどの美人が主人公になってしまうというのは、読者諸姉の自己認識の高さを示しているようで、なんとも恐ろしい気がします…

東京タラレバ娘」を二重に投稿していたのに気付いて、あわてて書き替えました!
(No.867)