マンガばっかり

マンガ批評

あげくの果てのカノン


★★★
米代恭によるSFと不倫が重なりながら描く、というマンガ。
異星生物との戦いをする「先輩」は、自らの記憶や嗜好を変化させながらでないと生きていけないため、妻がいながらも、どうしても不倫をせざるを得ない。
そんな「先輩」をかのんは愛し続け、「先輩」もかのんを頼り続ける(?)といった話。
それなりにリアリティをもたせながら書いていると思うのだが、描かれた世界がどうにも特殊すぎて、共感はできなかった。
けっこうバトルものでも共感しながら読める方なのだけれど…
(No.961)