マンガばっかり

マンガ批評

ダンス・ダンス・ダンスール


★★★★★
ジョージ朝倉のダンス漫画。
溺れるナイフ』が完結してからどうしたのかなと思っていたが、ビッグコミックスピリッツにこんな漫画を描いていたようである。
青年誌掲載のダンスなのだが、ガチにバレエ漫画である。
これまで男性誌に本格的なバレエ漫画があったのかどうか知らないのだが、ほとんどが女子ばかりというこの世界を、妙にエロさを狙うとか、アブノーマルさを狙うということもなく描き上げているのは立派だと思う。
主人公のライバルが混血の美少年だったり、恋のさや当てがあったりというあたり、お約束感がないわけではないが、それでも十分に面白く、バレエの魅力に気づく男性もいるのではないかという気がする。
(No.987)