マンガばっかり

マンガ批評

おこげのはなし


★★★★★
TSUKURUによるゲイバーを描いたマンガ。
ゲイバーってこんなところなのか、と思った。
ほとんど期待せずに買ったのだが、その期待のなさが逆によかったのか、おもしろく読めた。
おこげというのは、「おかま」にひっついている女、のことなのだが、そうしたゲイバーに通い続ける3人の女を中心にしたマンガである。
女同士はキツイが、かといって男というのも、それはそれで面倒で、ということで3人が、いわゆる友情はないのだけれど、なんやかんやで連れだって会うことが多くなった、というような話。
考えてみれば、『東京タラレバ娘』だって、行く店は異なっていたかもしれないが、仕事のグチ、男のグチ… くだをまいて話していることはほとんど変わりがない。
愛と夢と毒舌と… まぁ、それを思えば、女子大学の教員というのも、ゲイバーのママのようなものかなぁ、とも思う。
ゲイバーなら、今からできそうだな。
別に自分はゲイじゃないけど…
(No.1008)