マンガばっかり

マンガ批評

万祝

万祝(まいわい) 1〜6巻 望月峯太郎/作
★★★
望月峯太郎のマンガ。
途中までしか読まない状態で言うのもなんだけれど、もう先を読む必要もないのかなと思って…
バタアシ金魚」よりは格段におもしろそうだとは思うけれど、相変わらず「オレの想像力ってスゴイだろ」と言わんばかりのわざとらしい演出には呆れてしまう。
父の名前が鮪郎なのは、まぁ、ギャグとしてもいいかもしれないけれど、孫娘はなぜ鮒などという川魚の名前がついているんだろうか?
武道が得意なのはいいけれど、自分の胸を揉むなんていうのは普通じゃ考えられない。
そこがオリジナルだ! と言うのかもしれないけど、いわゆるカワイイ娘に自分の胸を揉ませるなんていう絵を描くのは、何を狙っているかは明らかだ。
こんな風に、いつも読者の顔色をうかがいながら自分のコダワリだかオリジナルだかを披露するなんていうのは、コダワリとは言えないし、もちろん気配りでもない!
みうらじゅん先生のように堂々とオリジナルを出してみなさい!