マンガばっかり

マンガ批評

宮廷画家のうるさい余白

★★★★★ 

久世番子によるベラスケスと王女の物語。
『パレス・メイヂ』という史実を元にしながらのフィクション作品に感銘を受けたので、今度は西洋ものを読んでみた。
実際にこんなことがあったわけではないだろうけれども、あってもおかしくはないなぁ、という思いを抱かせてくれるマンガ。
非常にいいと思う。
よく本を読み、マンガを読んでいる人だけに、上手!
ありがち、と言ってしまえばそうなのだが、イヤミがなく上手なのでよいと思う。
この1巻で完結しているように思うのだが、「1」との表示。
まだ続くのか、ところで、どこで連載しているのだろう。
別冊花とゆめ」は休刊してしまったし…
(No.1107)