マンガばっかり

マンガ批評

ロスト・ラッド・ロンドン

★★★★

シマ・シンヤによるニューウェーブなマンガ。
刑事と容疑者が真犯人を探す… というロンドンを舞台にしたミステリー。
3巻というのがよい長さだったと思う。
いかにも外人風なセリフ、イラストも外国っぽい。
それがどこの国風なのか、その国の人が見て、「おぉ、自分たちと同じだ!」と感じるかどうかはさておき、そんな漫画に思えた。
とてもスタイリッシュで、クールで、悪くない。
ただ、これがシマ・シンヤにとって、どうしても描きたかった画風なのか、それとも〇〇風の漫画を描きたかったのか、そこはわからない。
そして、最後の足だけ見える人は誰だったのだろう? いろいろ考えてみたが、わからなかった。

(No.1278)