マンガばっかり

マンガ批評

センチメンタルキス

★★★★★

小森みっこ、によるマーガレット連載中の少女マンガ。
大学2年生の祐菜と高校2年生の日和が、少しずつ接近し、そこに小さな事件が起こったり… という歯痒さで続いている。
現在、6巻まで読んだところだが、これから幼馴染の亜蘭、そして、たぶんこれから中学校教師の母が祐菜の進路問題辺りから出てくる展開になりそう。
ありがちな話だし、出てくる人物は、みんなイケメンと美女というお約束に従っているが、それでも丹念にこの時代を生きる人たちに向けて描いている姿勢がいいと思う。
ジャンプ系の王道マンガを読んでは、また戦いかよ、と、飽き飽きするのだが、少女マンガは、またイケメンと付き合ういつもの展開だろ、と少女マンガ嫌いからは言われそうではあるが、細かな差異があって、こっちの方は楽しいと思えてしまうんだよな…
つまり私が言いたいのは「王道マンガはどれも似たものだが、少女マンガはいずれもそれぞれに少女マンガである」!
自分で書いていながらなんだけど、名言ぢぇね?

(No.1320)