マンガばっかり

マンガ批評

大邱の夜、ソウルの夜

★★★★★

ソン・アラムの作品。
1981年生まれの韓国人漫画家による二人の女性の物語。
巻末のあとがきで、作者はこれは自分の話であるより自分がしたかった話だ、と書いている。
まぁ、そういうものかなと思う。
『82年生まれ、キム・ジヨン』が評判になり、文庫化されてからも好調なようだが、作者もほぼ同じ世界を見てきたのだろう。
韓国ドラマや韓国芸能人の活躍を見ていると、なんだ韓国の女性スゴイじゃないか、と思ったりもするのだが、日本よりも厳しい気がする。
韓国の合計特殊出生率が0.78になり、前年比マイナス0.03となったらしいが、つまりはそういうことだと思う。
ただ、それでもこの厳しい世界情勢の中を生きていくには韓国的にやっていかなければいけないのだとは思うのだけれど…

(No.1327)