★★★★
瀧波ユカリが現在連載しているマンガ。
サブタイトルに「鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん」とあったことに、２巻までを読み終わった今になって気付いたが、つまりはそういう物語。
Twitterに鍵をしながらも呟き続けたいという女子が、星のように輝いて見えるけれども単なるクズ男にはまってしまい、そこにフェミニストをも黙らせる正論おじさんが登場する… というスピードとパワーのこもったマンガ。
江古田ちゃんやモトカレマニアなどで人気の作家だが、この人の人気と影響力は、これからどんどん上がっていくと思う。
と思うのは、フェミニズムをかなり正面からあつかっていて、しかしパブリックコレクトネス的に振り回すだけでなく、その周辺で生じるオカシミも十分に拾い上げ、しかもＳＮＳとその周辺に関する「今」に敏感で、それらをも作品内にうまく取り入れることができているからだ。
（No.1359）
